伊藤潤二展 誘惑 JUNJI ITO EXHIBITION ENCHANTMENT

TOKYO

2024年4月27日(土)~9月1日(日)
世田谷文学館

HYOGO

2024年10月~12月(予定)
市立伊丹ミュージアム

精密に誘う
気と恐怖

美人画のような優美さとグロテスクさが
同居した世界を描き出す漫画家・伊藤潤二。
本展は氏の初の大型原画展として、
読者に衝撃を与えてきた傑作漫画の数々を
貴重な原画や手描き資料をもとにご紹介。
ホラー漫画というジャンルを超越した唯一無二の芸術を、
美に圧倒され恐怖に震えながら
ご堪能いただければと思います。

富江・チークラブ
© ジェイアイ/朝日新聞出版
富江
© ジェイアイ/朝日新聞出版
富江・トップモデル
© ジェイアイ/朝日新聞出版
死びとの恋わずらい
© ジェイアイ/朝日新聞出版
本展のための描き下ろし《禍々しき桐絵》
© 伊藤潤二/小学館
うずまき
© 伊藤潤二/小学館
溶解教室
© 伊藤潤二(秋田書店)2014
本展のための描き下ろし《富江の世界》
© ジェイアイ/朝日新聞出版
伊藤潤二の猫日記 よん&むー
© 伊藤潤二/講談社

【プロフィール】

伊藤 潤二
© 東川哲也/朝日新聞出版
伊藤
JUNJI ITO
1963年7月31日、岐阜県中津川市で誕生。高校卒業後、歯科技工士の学校へ入学し、職を得るも、「月刊ハロウィン」(朝日ソノラマ)新人漫画賞「楳図賞」の創設をきっかけに、楳図かずお氏に読んでもらいたい一念で投稿。1986年、投稿作『富江』で佳作受賞。本作がデビュー作となり、代表作になる。3年後、歯科技工士を辞め、漫画家業に専念。『道のない街』『首吊り気球』『双一』シリーズ、『死びとの恋わずらい』などの名作を生みだしていく。1998年から「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で『うずまき』の連載を開始。その後も『ギョ』や『潰談』など唯一無二の作品を発表し続ける。
世界で最も権威のある漫画賞のひとつである米国アイズナー賞にて、2019年に『伊藤潤二傑作集10巻 フランケンシュタイン』(英語版)が「最優秀コミカライズ作品賞」を受賞したのを皮切りに、2021年に2部門、2022年と立て続けに同賞を受賞し、通算4度受賞の快挙を遂げる。2023年、仏国アングレーム国際漫画祭にて「特別栄誉賞」、さらに米国サンディエゴ・コミコンでは「インクポット賞」を受賞するなど日本のみならず海外でも高い評価を得ている。